【ルール変更】AQL2019全国大会再開催時における現高3生の出場について

新型コロナウィルス対策に伴うAQL2019全国大会延期にあたり、多数の方にご迷惑をおかけしております。

AQL実行委員会として、一度「8月延期開催」時の出場資格をブログにて発表しました。


しかし、大会の趣旨を踏まえ、全出場チームから集めた意見も踏まえ、「「3月時点での高校3年生(4月からの大学生等)」も、「ジュニアの部」に出場可能とします」 という発表済みルールを見直します

 

以下、詳細です。

 

【AQL2019延期開催時における、2020年3月時点の高3生の出場資格】
延期開催されるAQL2019全国大会ジュニアの部において、「2020年3月時点高3生」は出場可能だが、以下の制限を設ける。

  • 1試合に出られる「2020年3月時点高3生」のメンバーは、原則最大2人までとする。
  • 「2020年3月時点高3生」が2人出場する場合、必ず同じ「5枠」の早押し機に配置する。(→「5枠」だけに限れば、その席の正解だけでは勝敗が決まらないバランスになると判断)
  • 「2020年3月時点高3生」は、最大5人まで事前登録可能。登録した中から、試合ごとに出る2人を変えるのは認める
  • 「登録上限13人枠」上は、「2人」としてカウントする(例:13人枠に、高2以下11人、「2020年3月時点高3生」最大5人の計16人まで登録OK)。(→仕様上スクリプトが13人まで参加者として登録できないため、手続き上は「見学枠」に名前を入れ、備考にその旨を書く。)
  • 「2020年3月時点高3生」として出られるのは、「AQL2019地域リーグを勝ち上がった時のメンバー」と、従来の「補強」「補充」ルールに沿った方のみ。つまり、以下となる。
    補充選手:該当クイズ研究会や中高にメンバーとして参加していた人。特に高3生については、「2020年2月以前に参加している」ことを一つの目安とする。
    補強選手:予選となるAQL2019地域リーグにおいて、同一地域で敗れたチームに、メンバーとして出場していた人
  • 「2020年4月以降に入学した「新入生」の参加は認める」「補強枠は最大4人」などのルールに変更はなし。
  • 後輩等を加えてもメンバーがどうしても4人以下になってしまうやむを得ない状況に限り、事前にご相談しAQL会長が事情を認めれば、「全体のメンバーが6人」となるまでであれば「2020年3月時点高3生」の3人以上の出場を認める場合がある。(→「強化を目的にわざと6人にする」などは認められない)
  • 本ルールは延期開催されるAQL2019全国大会ジュニアの部のみに適用される特別ルールであり、AQL2020以降は通常に戻す予定。 

 

【決定の背景】 

過去のAQL全国大会で「予選を戦っていない高校3年生」の出場を認めてきたのは、
・卒業間近のメンバーとの最後の思い出作りをしてほしい。
・ほとんどの高3は受験でクイズを離れており、その直後に加わることで大勢には影響しない。
という意図がありました。 

ですが、2020年8月や2021年3月に再開催する場合、
「現在の高3生は、(人によっては)大学合格後の3月から半年~1年間、思う存分クイズに打ち込める」
環境になります。逆に、現高校2年(8月時点での高校3年生)は出場するとしても、「受験」と並行しての出場となります。

このままいきますと、再開催時のジュニアの部は「大学1年生が何人いるか」が、勝敗の大きなウェイトを決めてしまう可能性があります。地域リーグにおいて「ほぼ全チームが、全国大会を勝ち取った時のメンバーは高校2年生以下」であったことを踏まえると、大変違和感が残ることになります。

一方で、「卒業間近のメンバーとの、最後の思い出作りの場も大事にしたい」「2019年度に行う学校対抗戦という意味では、高3の実力も反映されるべき」という思いもあり、「一律高3を出場不可にする」というルールもあまりよくないと考えております。 

以上の状況を全チームにメールでお伝えし意見を集めたところ、制限をかけることについて大きな反対意見はありませんでした。特に、高3を現時点で3人以上登録しているチーム代表のほとんどが、ルール変更に対してポジティブな意見でした。以上踏まえ、ゲームバランス等を熟考し、上記のルール変更をさせていただくことに致しました。


今回の新型コロナ対応では、「延期時の会場確保」と「速やかな発表」を再優先し、初期発表時点でこのような「ルールの詳細」まで詰められなかったのが正直なところです。 結果、一度発表したルールを変える形となり、大変申し訳ありません。

ですが、今回のルールは大会趣旨とゲームバランスを考えた上で、導入すべきと判断しました。

以上、宜しくお願い致します。 

 

AQL会長

市川尚志


ルール変更について参加チームからの意見

参加予定の中高生チームの代表から、広く意見を募りました。その結果を掲載します。

【賛成】

  • 各高校としての実力を正確に反映させるルール案であり、賛成です。
  • 我々は、ルール変更に賛成します。
  • ルール変更して頂いて構いません。色々と大変だと思われますが、運営頑張ってください
  • チームで異論は出なかったので、ルール変更は賛成です。
  • ルール変更に賛成です。
  • ルール変更を支持します。
  • ルール変更に賛成です。

(AQL会長注)実際に「(3月時点の)高3生」を、エントリー時点で2人以上出そうとしていたチームの殆どから、「賛成」の意見をいただいた。

 

【やむを得ないが認める】

  • ルール変更についてですが、提案していただいたルールで大丈夫です。チームの強化という点で考えると、枠に関係なく出せた方が強くなるのですが、趣旨を踏まえたうえで仕方ないと思います。よろしくお願いします。

【もっと制限を厳しくしてほしい】

  • 大学1年を出せるチームと出せないチームで差が、1枠分だとしても、差ができてしまうかなと思いました。自分のチームの話にはなってしまいますが、〇〇としては大学1年を出すことはできません。同じグループだと〇〇や〇〇は大学1年を出すことができると思います。(2020年)3月開催だった場合は、受験明けということもあり、実力的にほとんど対等だと思いますが、夏開催となると実力差が大きくなってしまうと思うので、大学1年が出るチームと戦う場合のみ出場可にするなどして欲しいです。

(AQL会長注)ご意見はご指摘の通りだと思います。ですが、「各種バランスを考える」「強い高3がいることは、2019年度のチームとしての実力といえる」「試合ごとに出場制限をかけるのが運営上難しい」といった点を考慮し、この意見は申し訳ないのですが不採用とします。

 

【補強の場合は他校の参加も認めて欲しい】

  • チームで参加できる大学1年生を同じ高校の部活動等で活動していなくても、3月のエントリー時点で登録していた他校の場合は参加を許可していただきたいです。

 

(AQL会長注)2月末のエントリー時点で「エントリーを認められていた高3(補強など)」は、認める方向が妥当と考えました。従って、2019年2月末時点での「補強選手」「補充選手」としてエントリーを認めていた人についてはそのままOKとします。ただし、上述の通り「(3月時点での)高3は、1チーム1試合2人まで、5枠起用に限る」ということになります。

 

AQL2018の開成高校チームは、当時の高校2年生メンバーの存在が優勝への原動力となりました。AQL2019の8月再開催でも、(出場制限はつきますが)活躍が期待されます。
AQL2018の開成高校チームは、当時の高校2年生メンバーの存在が優勝への原動力となりました。AQL2019の8月再開催でも、(出場制限はつきますが)活躍が期待されます。