第7回AQL総会(臨時総会)議事録

注:本議事録は、キオクシア株式会社との協議中の案件を含んでいたため、公開を遅らせることとなった。本件について加盟団体各位への報告が遅れたこと、この場を借りてお詫びする。

 

日時:2022/1/23(日)21:00-(インターネットDiscord上)
出席者:

【議長】伊藤倫

【地域代表者】増茂弘規(伊藤倫代理)、奥山智朗、市川尚志、平山猛、越島傑(大畑壮也代理)、小鍋祐輔、輿友浩、岩井雅史、田中克実、野津英樹

【投票のみ】小澤由弥、多ヶ谷有、北田吏、鈴来直人

【オブザーバー】春日誠治、能勢一幸、西駿太郎

 

 

 【議事1】キオクシア株式会社からの協賛について

「AQL2021全国大会二次リーグ」に対し、キオクシア株式会社が協賛をご検討頂いている。

契約骨子を踏まえ全地域代表者で協議し、AQLとしてこのまま協賛をお願いすることを、全会一致で確認した。

なお、キオクシア株式会社がQuizKnockと共に進める「クイズAI開発プロジェクト」に対し、AQL実行委員会として協力していくことを全会一致で確認した。その一環として、AQL全国大会の使用済み問題を集めたデータファイルについて、キオクシア株式会社にて開発中のクイズAIへの学習用データセットとして、著作権法上適法な範囲での利用」を許諾する。

 

【参考:日本の著作権法】

日本の著作権法においては、「情報解析(AIでの解析)」に活用する用途であれば、仮に「クイズが著作物」であったとしても、「(AQLや各作成団体といった著作者の許可を得ずとも)いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。」と定められている。

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2021年1月施行:著作権法第三十条の四

(著作物に表現された思想又は感情の享受を目的としない利用)

第三十条の四 著作物は、次に掲げる場合その他の当該著作物に表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人に享受させることを目的としない場合には、その必要と認められる限度において、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。

(略)

二 情報解析(多数の著作物その他の大量の情報から、当該情報を構成する言語、音、影像その他の要素に係る情報を抽出し、比較、分類その他の解析を行うことをいう。第四十七条の五第一項第二号において同じ。)の用に供する場合

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【議事2】キオクシア株式会社との、契約の決裁権について

従来AQL実行委員会において、企業との契約の決済権は、地域代表が総会で選出した「会長」にある。第7回総会時点では、現会長の市川尚志が決裁権を有する。

しかし本件は、会長の市川尚志が所属する企業との交渉であるため、市川氏がAQLを代表し交渉し、契約の決裁権を持ち、締結するのはAQLという組織として望ましくない。

従って、今回のキオクシア株式会社との交渉に限り、AQL実行委員会を代表しての契約決裁権は伊藤倫幹事長が担うことを、地域代表の全会一致で決定した

今後微調整が続くであろう契約交渉についても、最終的な契約内容を判断・交渉していく権利を、伊藤倫が担うものとする。