AQL2019全国大会の代替開催について

お世話になっております、AQL会長の市川です。

今回もまず、重要な決定事項を端的にお伝えします。

「AQL2019全国大会は、一般・ジュニアともに延期し、2020年8月15日(土)に国立オリンピック記念青少年総合センターで代替開催を行います(但し、コロナの影響での再中止はあり得る)

 

決定の背景

  • 参加団体へのアンケートを踏まえると、「全団体が納得できる再開催日程・方法は存在しない」
    →様々な要素を踏まえ、「現状最適」となる日程を選ばざるを得ない。
  • Web開催については、「適切なネット環境を有していないチームが存在する」。技術面も追い付いていないと判断しており、ジュニア対象だけに限ったとしても、実施は困難と判断。
  • 5月のゴールデンウィーク開催も検討したが、「コロナが収束していないリスクが高い」「同規模での開催ができる会場確保が、そもそも不可能」という状況。
  • 調整の過程で、日本最大規模の学生向けクイズ大会『abc/EQIDEN』が、2020年8月16日(日)に延期・再開催向けた会場確保に成功との情報が(スタッフ間のやり取りで)判明。
  • 『abc』延期有力日前日となる「2020年8月15日(土)」であれば、オリンピックセンターは12部屋以上確保可能(4月~9月を見ても、この規模で取れる日は殆ど存在しない)。数少ない「3月と同規模(一般ジュニア併設)で開催が可能」な日程である。
  • 参加団体のアンケートでは、8月15日(土)はベストではないが、ベターな結果と言える。(本アンケートはabcとの連戦を前提にしていないアンケートである)
  • 8月15/16日はちょうどオリンピックとパラリンピックの間にあたるとともに、お盆でもある。お盆という点では不安要素であるが、宿泊施設という面では夏季期間中では「まだよい」方と判断(結果調べる限りでは、東京都近郊の宿泊施設も「まだ空きがあり、高騰していない」傾向がある)。
  • コロナウィルスの影響で延期を考える他イベントが、同日程を抑えてしまうリスクがあるので、早めに動く必要がある。

以上の状況を踏まえ、8月15日(土)の都合が合わないことを申告いただいた団体には大変申し訳ないのですが、「2020年8月15日(土)での再開催」を早期に決断、国立オリンピック記念青少年総合センター(13部屋)の会場確保手続きを行いました。

 

2020年8月のAQL2019延期開催にあたって

  • 新型コロナウィルスの流行状況や、台風の接近などにより、再中止もあり得ます
  • レギュレーションは「2020年3月20日に時を戻した扱いを原則」とします。
  • ただしジュニアの部において、「3月時点での高校3年生(4月からの大学生等)」は、「1試合2人まで・5枠に限る」などの出場制限をつけます(また、参加は現役生が参加を歓迎していることが大前提になります)。(2020/3/21追記)
  • ジュニアにおいて「4月に新たに入る新1年生」も、条件付きで参加可能とします。条件は「AQL2019シリーズに、他地域リーグで参加していないこと」です。(AQLジュニアのレギュレーションでは中学生も条件付きで出場可能でした。従って、「新たに入った高校1年生も、「そのクイズ団体で普段から活動・参加する中学生」という扱いとします。)。
  • 8月開催にあたり、3月時点からのメンバーの入れ替えを全面的に可能とします。エントリースクリプトはここまでのエントリーで用いたAQL2019のものを引き続き使います(AQL2020の参加に際しては、AQL2020用のエントリースクリプトで受け付けることにご注意ください)。メンバー確定の締め切り等は後日明示します(7月頃の見込み)。
  • メール等窓口の交代も可能とします。4月末日までに、エントリースクリプト上で「代表名」「代表者メールアドレス」「緊急連絡先」の更新を行ってください。
  • 補強ルールも、現状維持とします。ただし、状況が状況ですので、どうしてもギリギリで参加できないチームがある場合、通常ルール範囲外での補強を、会長判断で認める場合があります。(目安「メンバーが登録時点で6人以下になってしまうチーム」に、優遇措置をとる場合あり)
  • 組み合わせ抽選の結果(対戦順含む)は変えません。辞退があった場合の繰り上がりの扱いは後述します。全く同じ部屋を確保できているわけではないので、試合が行われる部屋は変更となります。
  • ジュニアの部の問題については、原則「2020年3月20日に出題することを前提にしたまま」で出題します。つまり、現在の問題からの差し替えを原則行いません(明らかに8月までに事実が変わる問題は、取りまとめの廣海さん判断で、混乱を避けるため不採用や改題を行うケースはあります)。これは、「AQL2020の開催も始まる中で、極力作業量を増やしたくない」「受験に入る高3生が「一日限りの復帰・出場」をする場合、追加の時事対策等に苦戦しないでほしい」という点を考慮したものです。2月に問題を提出した一般団体は、提出問題詳細について外部(特に中高生)に言及しないようにお願い致します。(*一般の部はまだ提出したサークルが0だったこともあり、2020年8月15日での出題を想定し、改めて作成・ご提出いただきます)
  • ジュニアへの交通費支援についてはいったん白紙とします。後日再検討の上、可能ならば再提示します。
  • 2020年8月のオリンピックセンターは、オリンピック・パラリンピック対応で宿泊施設は全面的に使えません。よって、宿泊斡旋を現時点では行えません。ただし、今後オリンピック・パラリンピックの開催可否次第で状況が変わることもあり得ます。
  • 有料見学は後日募集します。今回返金を希望されなかった方(「実質寄付」という扱いにご理解頂いた方)には、同タイプの見学チケットを優先して無償提供します。またBチケット購入者は、追加料金を払うことで、Aチケットに変更することを可能とします。(再度の申し込み作業は必要とします)
  • 一般の部参加費は「3月と同額」を予定しています。既に振り込みをされた団体は、再度の振り込みは必要ありません。(出場辞退の場合はご相談ください)
  • 2019年度赤字分(主に全国共通の運営費用約15万)の解消と安定運営化のための施策(「加盟団体からの加盟費徴収」「サポーターズクラブ(仮)の導入」「全国共通使用問題の問題集化」など)を検討します。詳しくは別記事参照してください。

大会出場辞退について

今回の日程変更に伴い、都合がつかなくなった団体もあると思っております。全国大会のチームとしての出場辞退は、随時受け付けます。ただし待っている側の都合がありますので、可能な限り早めに(遅くとも6月末には)申告いただけますと助かります。チーム繰り上がりのルールについて、以下のように定めます。

 

ジュニアの部

  • 辞退チームが出た地域の、全国大会次点チーム(次点も辞退したなら次々点、と下位から繰り上がり)
  • (該当地域の全チームが辞退した場合)「21世紀枠選定基準」を踏まえ繰り上がりチームを決定(第1優先は、21世紀枠プレーオフ次点の川越高校)

一般の部

  • 「プレーオフ」参加チームの近似値上位から繰り上がり(地域次点チームは全てプレーオフに参加しているため、近似値をまず優先します)

運営上の問題から、「一般27枠」「ジュニア24枠」の枠組みは原則崩さないものとし、抽選結果も変更しません。辞退があった時点で、辞退チームの組み合わせに、上記基準で繰り上がったチームを入れ替える形で加えます。

また、今回やむを得ない理由での延期ですので、出場辞退となった団体も、今後のAQLの公式記録上は「全国大会進出」としてカウントします。

 

おわりに

以上の決定に際しては、現時点での状況及び全国大会参加団体・地域代表者の意見を総合し、会長判断で決定させていただきました。結果として、全チームの意見を反映させることはできませんでした。特に、8月15日に再挑戦ができない皆様(特にこれで受験に入る判断をする高校2年生の皆様)におかれまては、本当に申し訳ない限りです。この場を借りてお詫びします。

色々なご意見があると思いますが、現時点で可能な限りの範囲の対応ということで、ご理解いただけますと幸いです。

 

AQL会長

市川尚志

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AQL2019全国大会についてのアンケート集計結果
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